リモートワークの機会が多くなった昨今。通話の音質を少しでも良くするためにマイクを検討している方も多いのではないでしょうか。今回は「FIFINEのK669B」というマイクのレビューをしていきたいと思います。
結論から言うと、初めてマイクを使うという方には価格も含めて使いやすそうだなあという印象です。カンタンな音声テスト&写真多めで紹介したいと思います!
本記事はFIFINE様より商品をご提供いただき作成しています。
FIFINE(ファイファイン)とは?
FIFINE(ファイファイン)社は2009年に設立されたマイクやウェブカメラを開発・製造・販売している会社。豊富な製品ラインナップでAmazonでもレビュー数が多く、リモートワーク需要があるここ最近で勢いのあるメーカーという印象です。
※最近TikTokのアカウントも開設されたみたいです!→ www.tiktok.com/@syaiyu888
FIFINE(ファイファイン)K669Bの外観・特徴
FIFINE(ファイファイン)K669Bのスペック
型番 | K699B |
形式 | コンデンサー式 |
対応端子 | USB 2.0 |
指向特性 | 単一指向性 |
周波数特性 | 20HZー20KHZ |
感度(0dB=1V/kHz) | ー34±30% |
負荷インピーダンス | ≧=1000Ω |
最大入力音圧レベル(1kHzTHD1%) | 130dB S.P.L |
SN比(1kHz、1Pa) | 78dB 以上 |
マイクコード長さ | 180cm |
スペック表にあるようにK669Bは単一指向性の感度が高いコンデンサーマイクです。代表的な2種類のマイクは下記のとおり。
コンデンサーマイクとダイナミックマイクのおおまかな特徴としては
ダイナミックマイク:電源不必要、丈夫で比較的湿度に強い、感度が低い、⇒比較的安価
島村楽器HPより引用 https://info.shimamura.co.jp/digital/knowledge/2014/04/23017
コンデンサーマイク:電源必要、振動や湿気に特に弱い、感度が高い、⇒比較的高価
感度が低くく、環境音を拾いにくいのがダイナミックマイク。高音質で録音でき感度が高い反面、ノイズや環境音を拾ってしまうのがコンデンサーマイクの特徴です。
FIFINE(ファイファイン)K669Bのパッケージ内容
- USBコンデーンサーマイクロホン(マイクコード・USB-Aケーブル付き)
- 金属製折りたたみ式三脚マイクスタンド
- 日本語取扱説明書
中国製品なのですが、取扱説明書はしっかり日本語対応しています。日本語対応の説明書があるのは安心ですよね。(ちょっと不思議な日本語訳の部分はありましたが、意味は伝わるのでOK)
FIFINE(ファイファイン)K669Bの外観
見た目に関しては、本体はマットブラックで質感がよく思ったよりも安っぽくない。
USBケーブルの長さは180cm。デスク上で使用するには十分な長さです。電源+PC接続がUSBケーブル1本で済むのは有り難いですよね。ちなみにマイク側のUSBケーブルについては、本体側は取り外しができないようです。価格を考えれば仕方ないかな。PCだけでなくプレステなどのゲーム機本体にも接続対応してます。
サイズもコンパクトなので場所を取らずいい感じ。↑のように持ち運びもしやすいですね。クッションバッグに入れてWEB会議用に持ち運んでも良いかも。
セットのマイクスタンドはやや華奢な印象ですが、本体がさほど大きくはないのでバランスは悪くないかなと思います。
マイクに装着。
マイクの角度も自由に変えられて、つまみを回すと固定ができます。
マイク正面の「VOLUME」ダイヤルは入力ゲインのダイヤルです。手元で入力音量を調整できるのは高ポイント。USBマイク購入時に重要視している方も多いと思います。
ちなみに、左側に回し切るとミュートになります。画面上でマウスを操作して音量を調整するのは結構面倒なので手元でサッとミュート設定が出来るのは使い勝手が良いですよね。ワンタッチでミュートにできるボタンがあったらなお良かった。
マイクアームにも装着可能。ただし..
K669Bは3/8インチ、5/8インチ(ネジ穴の規格)が採用されているのでスタンダードサイズのマイクアームに装着可能。
手持ちのBlueのマイクアームに装着。マットブラックの色味がベストマッチ!純正みたいで見栄えが良い。ただ、重量が軽いせいか(K669Bの重量はコード含まず約268グラム)少しづつ浮いてきてしまいました。Blueのマイクアームはバネの反発が強いので装着は断念。マイクアーム装着を想定している場合は確認が必要です。
FIFINE(ファイファイン)K669Bの音声テスト
だいたいのスペックが分かったところで、やっぱり気になるのは音質ですよね。音質の確認の前に、少しだけマイクの指向性について触れておきます。
マイクには大きく分けて、無指向性、単一指向性、双指向性があります。ざっくりと説明すると、無指向性は全ての方向から同じ感度で収音。単一指向性はひとつの方向からの感度が高い。(ダイナミックマイクとコンデンサーマイクがあります。)
双指向性は正面もしくは背面からの音に対して同等の感度を持っていて、側面からの感度は低くなります。
冒頭で触れたようにFIFINE K669Bは単一指向性のマイクです。つまり、ひとつの方向(正面)からの感度が高いということになります。
Amazon商品ページより引用
もちろん、用途によってどの指向性のマイクがいいのかは異なりますが、このブログを読んでくださっている方はリモートワークやWeb会議など日常使いが主な用途かなと思うのでこちらのFIFINEの単一指向性マイクはぴったりなのではないかなと思います。ただ、こちらのFIFINEのK669Bはコンデンサーマイクなので振動や湿気には弱い傾向があります。その点はやや注意ですね。
今回録音に使用した手持ちのマイクはAmazonで3万円強のダイナミックマイク「SHURE MV7 」。人気の高級マイクです。
手持ちのマイクがこれしかなく..しかもダイナミックマイクとコンデンサーマイクと、マイク種類が異なるので少々比較しずらいかもしれませんが、やはり価格の面では参考になるかもしれません!
FIFINE(ファイファイン)K669B ※4,000円台
※マイクまでの距離は10cmほど
SHURE MV7 ※30,000円台
※マイクまでの距離は10cmほど
3万円と4千円のマイク。カンタンなテストでしたがいかがだったでしょうか?
もちろん、スペック等を考えるとSHURE MV7のほうがクリアに聞こえたかもしれませんが日常使いであれば個人的にはFIFINEのK669B、かなり健闘しているのではないかと思います。手持ちのヘッドセットマイク等とは雲泥の差がありますしこの価格でこの音質であればかなりコスパいい!
気になる点として..
やはりコンデンサーマイクなので感度が高く、小さな物音、家電の音など環境音を拾ってしまうことがありました。ダイヤルで入力音を調節できるものの、価格を考えれば仕方ないかなと思います。
ただ、小声でも音声を拾うので深夜・早朝など大きな音を出しづらい時間帯には使いやすいかもしれません。
FIFINE(ファイファイン)K669Bのまとめ
以上、【FIFINE(ファイファイン)K669B】を使ってみての感想でした。
最初にも言いましたが、初めてマイクを使うという方には価格、スペックも含めて使いやすいマイクだと思います。
今後マイクの需要は高くなっていくと思うので参考になれば幸いです。
- コスパが良い
- USBケーブル1本でPCに簡単接続
- 手元でミュートやゲイン調整可能
- コンパクトなサイズ感
- 感度が高いので環境音を拾いやすい
- マイクアーム装着は要確認
初めてのマイクにおすすめ!
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